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スマート温湿度計の反応速度を検証|温度差でどれくらい変わる?

生活テクノ実験室
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我が家では、外出時でもアプリから自宅の室温や湿度が確認できる、スマート温湿度計を設置しています。
愛犬を日中は留守番させるため、室温管理するために導入しました。

先日、仕事中に温湿度計をアプリから室温を見たとき、28℃(犬にはかなり暑い)と表示されていて焦りました。
季節は春でしたが、日中は夏日のように気温が上がった日で、エアコンを付けて外出しなかったのです。

すぐにアプリからエアコンを起動しましたが、なかなか設定の室温にはならず、そわそわした記憶があります。

もしかして、うちにあるスマート温湿度計って反応が遅いのでは?と思ったので、今回は温湿度計の反応速度を検証してみました。

結論

今回検証した環境では、スマート温湿度計のアプリの温度が初めて変化した際にかかった時間は約21秒でした。

ただし、部屋の温度がゆっくりと下がっていくまたは上がっていく場合は、スマート温湿度計の反応速度もゆっくりになります。

そして、スマート温湿度計のセンサーの反応速度はめちゃめちゃ早いことがわかりました。それも意外な方法で。

どのようにしてこのような結果になったのか、興味があれば見ていただけると嬉しいです。

今回使ったスマート温湿度計と検証環境

検証に使用した機器と、部屋の環境については次のとおりです。

使用した温湿度計

Tapo T310 スマート温湿度計

アプリから部屋の温度や湿度を確認できます。サイズが小さいのでどこにおいても邪魔になりません。

このスマート温湿度計を使用するには、専用のハブが必要です。

Tapo H110 スマートハブ&リモコン

サイズはこのくらいです。

高感度モードに設定しています。しきい値0.3℃を超える場合にデータを更新する仕様です。

この2つのスマートホーム機器とアプリを使用して検証していきます。

検証部屋の環境

検証は自宅で行います。2つの部屋を使用し、片方の部屋に冷房を付け温度差のある部屋を作ります。

  • A室 室温28.6℃ 湿度60% 
    スマート温湿度計で測ったので細かい数値までわかります。

  • B室 室温22℃ 湿度40%  
    アナログ温湿度計なのでだいたいの数値となります。

  • A室とB室の温度差 約6℃
    検証にはこれくらいの温度差で充分だと思います。

このような環境で、スマート温湿度計の反応速度がどれくらいなのか検証していきます。

スマート温湿度計の反応速度の検証方法

検証の流れはシンプルで、3つの手順でやっていきます。

  • A室にスマート温湿度計を置き、アプリ内の温度が安定するまで待機する。
  • B室にスマート温湿度計を移動し、手を離した瞬間にストップウォッチをスタートする。
  • アプリの温度が変化した瞬間にストップウォッチを止める。ストップウォッチの秒数が、スマート温湿度計の反応速度となる。

実際にやってみて、スマート温湿度計を移動させるときうっかり手にもって移動させたら、すぐにスマート温湿度計の温度が上がってしまいました・・・それも手に持って数秒ほどで。

ここでひとつの結論がでました。

スマート温湿度計のセンサーの反応速度はかなり早い。

なので移動させるときは手に持たずに、下敷きの上に乗せてそっと移動させました。

部屋の温度変化による反応速度はまた別だと思うので、検証を続けます。

結果:温度変化までの時間

B室に移動し、初めて温度表示が変化したときにかかった時間はどれくらいだったか?

B室にスマート温湿度計を置き、ストップウォッチをスタートします。

[28.6℃]から、アプリ内の温度が初めて変化した数値[28.2℃]になるまでにかかった時間は[21秒]でした。

[28.2℃]から、[27.6℃]になるまでは、さらに[43秒]かかってました。

その後もどんどん温度は変化していき・・・

最終的にB室の室温になるまでの時間は、[20分39秒]でした。

つまり、6℃程度の温度変化の場合は、アプリへの反映に約20分ほどかかることがわかりました。

温度差が大きいほどセンサーやアプリの温度変化はすぐに反応しましたが、温度差が縮まるほど反応速度は緩やかになっていきました。

なぜこの反応速度になるのか

今回この検証環境でこのような結果になったのはどうしてか考えました。

センサーについて

Tapo T310には、信頼性の高いスイス製の高精度温湿度センサーが搭載されています。

このセンサーは、2秒毎にデータを取得・更新するようで、手に乗せただけですぐに反応したのはこの高性能なセンサーの性能でした。

このセンサーの反応は非常に早いですが、アプリに反映される速度は、設定モード(高感度モードorバランスモード)によって異なるようです。

私の設定では高感度モードになっており、反応はとても速いですが電池の消費が早い欠点もあります。反応速度は速くなくていいから、電池を長持ちさせたい場合は、もう一つのバランスモードに設定すると良いですね。

なぜ部屋の温度変化にはすぐに反応しないのか?

手に乗せたときはすぐにセンサーが反応しアプリに反映されたが、部屋の温度変化のときは反応が少し遅かったのはなぜか?

手で持った時にすぐにセンサーが反応したのは、手の温度がだいたい33℃~36℃と、部屋との温度差が大きかったのが考えられる理由の一つだと思います。

温度差が大きいと、急激に温度が変わるためセンサーに伝わるのが早く、温度差が小さいとゆっくりセンサーに温度が伝わります。

部屋の温度変化は手で持った時の温度よりも緩やかなため、センサーが反応するのに少し時間がかかるのだと思いました。

ちなみにネットワークについては、ほぼラグがいことを確認しています。

Tapoカメラを利用してのラグ検証をした時は、自宅内でのラグは0秒でした。

今回の検証も同じネットワークを使用しているのでラグは考えず、純粋に温度が変化したときの温湿度計(センサー)の反応速度と思っていただいて大丈夫です。

結露について

最初はこの検証を冷蔵庫で行おうと思っていました・・・

待機室温との差があり、温度が一定のため検証にはもってこいと思っていましたが、安全性を考えてやめました。

なぜなら、急激な気温変化は機器に結露が発生する可能性があります。

故障の原因になりかねないので、急な温度変化の中での検証はおすすめしません。

温度差5℃でも、状況によっては結露が発生します。

湿度60%以下なら5℃差でもほぼ結露しないと思いましたが、検証した時期は梅雨だったため、念のため気を付けました。

結露は寒→暖への変化で発生しやすいので、検証後は涼しい部屋から暖かい部屋にすぐに戻さず、エアコンを止めて徐々に室温に慣らすようにしました。

冷蔵庫は3~6℃、現在梅雨時期の気温は28℃になることもあり、室温は60%以上になるので、結露が発生しやすい状況です。冷蔵庫でこの実験をしなくて本当によかったです・・・

まとめ

スマート温湿度計は、部屋の温度変化の反応には21秒かかりました。

6℃温度差のある部屋では、移動した後の室温になるためには20分必要でした。

冒頭で書いた温湿度計の反応が遅いと思った体験については、エアコンを付けてから室温がゆっくり変化していくので、温湿度計の反応もゆっくり変化していったのも一つの原因だと思います。

スマート温湿度計の反応が遅い?のではありませんでした。疑問をひとつ潰せたのがよかったです。

ハブの利用が必須なので、セットのほうがお得かもしれません。

ちなみに今我が家は、温湿度計の上限値に達したらエアコンを起動するようオートメーション化して室温管理をしています。スマート温湿度計とハブがあれば、エアコンの操作を自動化できるのでおすすめです。

我が家のように、部屋の温度に敏感なペットを飼われている方には参考になるかな~、と思います。