ファスティングにより体がリセットされると、「なるべく体に悪いものを入れたくない!」って思いますよね。
私がファスティングのサポートさせていただく方の中にも、「食への意識が変わった!」「ジャンクなものが欲しくなくなった」という方が多いです。
そしてせっかく脂肪が燃焼されたのに、回復期にリバウンドもしたくないはず。
今回は、ファスティング回復食に迷わないためのポイントをご紹介します!
このポイントを理解すれば、もう回復食に迷うことはなくなります!
そしてファスティングにより体がリセットされた状態で、これからダイエットを頑張る!という方は、
この回復食のポイントを抑えることにより、ダイエットを加速させることができますよ!
復食期はファスティングの中で最も重要な期間!
1日や3日の断食が終了した翌日からを「復食期」と言います。

ファスティングプログラムは上の図のように、「準備期」「ファスティング期」「復食期」の3つの期間に分かれています。
復食期に食べる食事を「回復食」と言います。
回復食に何を食べるかによって、ファスティングの効果やその後の体調を左右します!
なのでこの復食期が1番大切な期間とも言えます!
ファスティングプログラムの詳細については、こちらも参考になります。
復食期をどれくらいの日数とれば良いのか、よくわからない方もいらっしゃいますよね。
復食期の日数は「ファスティング期と同じ日数」取るようにしてください。
ファスティング期が1日だったら復食期も1日、ファスティング期が3日だったら復食期は3日です。
回復食のポイントは3つ

ファスティングサポート中も、「これは食べてもいいですか?」などよくご質問いただきます。
サポート中は悩んだらすぐにご相談していただきたのですが、ご自身で判断できるようになれば楽ですよね。
そこで今回は、回復食のポイントを3つご紹介します!
①復食期1日目の回復食はおかゆから
回復食といったら「おかゆ」ですよね。
ファスティングで胃腸を休めていたので、回復食1回目は胃腸に優しいものをとります。
おかゆでも重たいかもと感じる方は、おかゆの上澄みの「重湯」から初めてみてください。
そして、おかゆを食べる量にも注意。
ファスティングにより胃が小さくなっているので、いつものご飯と同量のおかゆを作っても食べきれません。
いつものご飯の量の3分の1くらいを目安におかゆを作ってください。
いつものご飯の量がわからない方は、おかゆを適量作って、お茶碗に3分の1の量をまず食べてみてください。
おそらくその量でお腹は満足します。
作ったおかゆが余れば、冷凍ができます。
なのでお鍋におかゆが余ったとしても、無理に食べないように気をつけましょう。
そして、ダイエットのために糖質を避けたいという方でも、少量でもいいのでおかゆを食べてください。
理由は低血糖で体調を崩してしまうからです。
ファスティング中はファスティング専用ドリンクで最低限の糖質を摂取していたので、快適に過ごせたかと思います。
しかしファスティング中に下痢をしていたり、回復食で糖質が取れなかった場合、低血糖になる可能性があります。
過去に私も糖質制限で、血糖値が60mg/dL以下になってしまい、低血糖の症状が起こってしまった経験があります。
なので、おかゆで適切な糖質量は最低限摂取してください。
※脳に必要な糖質量は1時間に約5gで、1日に120gの糖質は最低限必要と言われています。ファスティングプログラム中は低血糖にならないよう、気をつけてくださいね!
②食べて良いのは「まごわやさしいこ」
回復食2回目(復食期1日目のお昼ご飯)では、朝と同量のおかゆにサラダや果物、もしくはお味噌汁を追加してください。
ここでも量には気をつけてくださいね!
そしてよく咀嚼してゆっくりと回復食をいただいてください。
ここでおかずとして食べて良いものは、
まごわやさしいこ
です。
健康のための食生活のお手本として、「まごわやさしい」はみなさん知っているかと思います。
「まごわやさしいこ」同じく、毎日とりたい食品の頭文字をとったものなので、改めて1つずつ確認しましょう!
ま→豆類、納豆や豆腐などの大豆製品
ご→ゴマやナッツなどの種子類
わ→わかめ、昆布などの海藻類
や→野菜、緑黄色野菜や淡色野菜などの野菜類
さ→魚(動物性食品なのでなるべく避けます。食べるのであれば、しらすやじゃこなどの小魚です。)
し→しいたけ、なめこ、えのきなどキノコ類
い→いも類、サツマイモやジャガイモ、里芋など
こ→酵素
「こ」の酵素ですが、生の野菜や果物、日本の伝統的な発酵食品の梅干しや納豆やぬか漬けに含まれます。
調味料であれば、味噌や醤油や酢、塩麹などに含まれます。
この「まごわやさしいこ」に含まれている食材で回復食を作るようにします。
手軽に済ませたい方は、具沢山のお味噌汁やスープにするのがおすすめです。
③動物性食品は復食期が終わってから
動物性食品は消化に負担がかかります。
ファスティング期を終えて、腸内細菌のバランスも整い、腸内環境がリセットされた綺麗な状態です。
動物性食品は腸内の悪玉菌が増えてしまうので、復食期では控えます。
動物性食品とは以下のものです。
- お肉
- お魚
- 卵
- 乳製品(ヨーグルト、牛乳、チーズなど)
復食期はファスティング期と同じ日数取るので、ファスティング期が3日だった場合、復食期の3日間は動物性食品を控えます。
復食期以降、ご自身の体と相談して少しずつ摂取します。
まずはお魚(特にサンマやイワシ、サバなどの青魚)から始めて、乳製品、卵、鶏肉、など胃腸に負担をかけないよう徐々に食べるようにするといいです。
回復食のポイントは3つ
今回ご紹介した回復食の3つのポイントを押さえておけば、「回復食に何を食べればいいの?」「この食材は食べてもいいの?」などの疑問が解決できます。
3つのポイントをおさらいしましょう。
①復食期1日目の回復食はおかゆから
②食べて良いのは「まごわやさしいこ」
③動物性食品は復食期が終わってから
ファスティングはダイエットしたい方にとっては、究極のダイエット法だと思われがちです。
しかし、ファスティング期で減った体重は、復食期に回復食を食べると一旦は体重が増えます。
ファスティングではそう簡単に体重は減少しません。
(但し、食生活が乱れており、標準体重以上の方、肥満の方は痩せやすいです。)
ですが、普段の食生活により太りやすい体質になった腸内環境を、ファスティングで整えることは可能です。
ダイエットや不調を改善するためには、まず内臓を休めて腸内環境をリセットする必要があります。
食事でもそれは可能ですが、ファスティングなら短期間でしっかりと腸内環境を整えることができます。
なので、ダイエットをしたいという方は、ファスティングで痩せるということは考えず、
ファスティング後の回復食から食生活を見直して、痩せる食生活にしていくことがダイエットへの近道です。
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