「食べ物はよく噛んで食べましょう」というのは、小さい頃から誰もが言われていたことですよね。
昔は、よく噛むことのメリットを知らなかったので、美味しいものはつい早食いしてしまいませんでしたか?
そして、一口で30回噛むと良いといいますが、意外と難しく感じますよね。
しかし、食事を整えてキレイになりたいと考えているなら、よく噛んで食べることの大切さや効果を実際に体で感じることは大切です。
食べ物が口に入って、栄養素を吸収し体内で使われることを実感することは、内側から美しくなるためのカギになります。
食事を整えるということの初歩の初歩ですが、今回は改めてよく噛むことのメリットとよく噛むためのコツを共有していきたいと思います!
よく噛んで食べることは、直接的ではないですが美しさを叶えることに繋がります。
この記事を読めば、自然とよく噛むことが身につき、その効果でいつまでも若々しくいることができますよ!
よく噛まないで食べることのデメリットは2つ
まず、よく噛んで食べることのメリットの前に、デメリットを2つお伝えします。
デメリットは何となく想像はつくかと思いますので、コンパクトにご説明します。
よく噛まずに食べ物を食べるデメリットは以下の2つ。
- 太りやすい
- 老化につながる
よく噛まずに食べることは、早食いにつながります。
早食いする人は、食べ物が次から次へと体に入ってくるので、食事量が多くなります。
早食いは食欲が収まらないうちに食べ終わるので、満足感が得られず、だらだらと食後のおやつなどを食べてしまいます。
そのため、よく噛まずに食べる人は、よく噛んで食べる人に比べて太りやすいです。
そして、よく噛まないことは筋肉を使わないことになるので、顔の筋肉が老化しやすくなります。
ただでさえ現代の食べ物は柔らかいものが増えているので、よく噛むという動作は常に意識していきたいですね。
よく噛んで食べることのメリット
よく噛むことで唾液を多く分泌します。
唾液には食べ物を消化しやすくするための酵素や、キレイを保つ上で欠かせないホルモンが含まれています。
よく噛んで食べることのメリットをいくつかご紹介します。
消化吸収をスムーズにする
唾液には「アミラーゼ」というデンプンを消化する酵素が含まれています。
よく噛むことで食べ物を小さくし、アミラーゼがさらに消化をしてくれるので、胃や腸に負担をかけず腸内環境を健やかに保ってくれます。
虫歯予防
唾液には抗菌作用があります。
よく噛み唾液を多く分泌させることは、口の中を殺菌し虫歯が進行しないよう防ぐことにも繋がります。
老化防止効果
唾液には「パロチン」という、成長ホルモンの一種が含まれています。
成長ホルモンは、いつまでも若々しくいるために大切なホルモンです。
歳を重ねると成長ホルモンは分泌されにくくなりますが、よく噛むことで成長ホルモンの分泌を促すことができます。
そして顔の筋肉を刺激し鍛えることで、年齢とともに顔にできるシワを少なくしたり、しまりのある表情を作ることができます。
よく噛むことで脳の血流が良くなり、脳の働きを活発にします。
なので外見の老化防止だけでなく、認知症の予防にも役立つといわれています。
食べ過ぎを防ぐ
人は満腹を感じるためには、食べてからしばらく時間がかかります。
食べ物を食べ、胃や腸で消化吸収し、血液に栄養素が流れて脳に伝わることで満腹を感じることができます。
よく噛んで食べることは、ゆっくり時間をかけて食べることに繋がります。
食べているうちに満腹感を感じることができるので、食べ過ぎを防止することができます。
肥満防止効果
時間をかけて食べることで、血糖値の急上昇を防ぎます。
血糖値を安定させるために、血糖値を下げるインスリンホルモンが多く分泌されます。
インスリンにより血液中の糖は、脂肪細胞に運ばれてしまうため脂肪が増えます。
よく噛んで時間をかけて食べることで、肥満を防止する効果もあります。
一口30回以上噛むためのコツは3つ
よく噛むことを意識していても、なかなか30回も噛むことが難しいですよね。
初めは意識して30回数えて食べるものの、いつの間にか忘れていたり。
そして数えることも面倒になり「まいっか」で諦めてしまうことも。
でも3つのコツを意識すれば、よく噛むことが癖になり、自然とよく噛むことができるようになりますよ!
一口食べたら箸を置く
箸で食べ物をつまんで口に入れ、すぐに次の食べ物を掴んでいませんか?
次の食べ物を掴んだら、次の動作は口に運ぶという動作しかありません。
口に食べ物が運ばれるスピードに合わせていては、噛む回数が少なくなってしまいます。
それを防止するためには、一口口に入れたら箸を置くことです!
面倒かもしれませんが、一口ずつ食べ一息ついてから次の食べ物を食べることを心がけましょう。
一口を小さくする
一度にたくさん食べ物を口に入れてしまうと、噛むことが難しく早く胃に流そうとしてしまいます。
スプーンで食べるような料理は、特に噛む回数が少なく流し込むように食べてしまいがちです。
なので、よく噛むことに慣れないうちは、なるべく食事は箸を使うようにすると良いです。
すぐに飲んでしまう癖を直す
30回噛むことが難しい理由の1つは、飲み込むタイミングが早いことにあります。
噛んでから飲み込むまでが早いというのは、多くの人が当てはまるのではないでしょうか?
これはもう、早く飲み込まないよう意識するしかないです。
「30回噛むことを優先して行う」という意識を常に持って、食事をすることが大切です。
よく噛む癖がつくように、歯ごたえのあるものを食べることもおすすめです。
白米から玄米に変えてみることも効果的です。
まとめ
今回はよく噛むことのメリットとよく噛むためのコツをお伝えしました!
よく噛むことのメリットは、
- 消化吸収をスムーズにする
- 虫歯予防
- 老化防止効果
- 食べ過ぎを防ぐ
- 肥満防止効果
よく噛むためのコツとしては、
- 一口食べたら箸を置く
- 一口を小さくする
- すぐに飲んでしまう癖を直す
まずは一週間実践してみてくださいね!必ず自然とよく噛むことができるようになります。